設定推測をする場合に
小役のボーナス重複抽選をどのようにしているのか。
…というご質問を設定判別の観点から頂いたので、回答します。
メイン基板・サブ基板などの話はなるべく使わないで
わかりやすく解説していこうと思います。
今回の記事は、初心者〜中級者の方の一部までを
対象にしています。御覧ください。
前回の記事:パチンコ・パチスロ 初当たり確率抽選のからくり
初めまして。
例えばAタイプでチェリー重複3%のボナが
あったとするとレバーonで
チェリーの抽選をしてそこからボナ重複抽選をするのか、重複チェリーと単独チェリーをレバーonで
それぞれ抽選しているのか、どちらなのでしょうか。設定判別の際に、
前者ならチェリーを引けていなければ
サンプル0として判別が
進んでいないと捉えられますが後者ならチェリーを引けていなくても
ゲーム数を稼げばそれだけでサンプルを
取れていると考えられるので。また、この話はジャグラーなどの
Aタイプのみに限らず
ARTやATの場合もどうなるのか気になります。旧北斗などは第3停止後に
抽選だったので明らかに前者ですが。
ART・AT機は小役→ART抽選
先にART・AT機の抽選について。
基本的には、小役抽選→ART抽選…といった流れとして
考えて間違いは起こらないと思います。
北斗の場合なら
「小役抽選→第三停止を離したときに状態移行抽選」
となるようです。
また、「ボーナス重複小役はART抽選をしない」場合が多いです。
「単独小役(ボーナス重複のない小役」のみART抽選をする台ですね。
例:まどマギ2はボーナス重複時は、ボーナス当選時のCZ抽選・高確抽選のみをする
重複・単独は別フラグ
小役抽選は、例えば「チェリー+REG」と、
「チェリー(ボーナス非成立)では、別フラグです。
例えばチェリー確率1/30、重複確率5%だとすれば、
1/30×5%=1/600
上記の例だと内部的には、
チェリー+ボーナス 1/600
ボーナス非重複チェリー 1/31.579 (1/30-1/600)
になります。
ボーナス搭載機なら、
小役+ボーナスは小役のみ(=単独小役)と
「別フラグである」と考えると間違いはまず起こらないです。
小役ごとの重複率を見る場合の注意点
注意点は、2重カウントにならないように注意することです。
例えば「チェリーからのボーナスが10%」、
「チェリー+ボーナスが1/600」とし
どちらも設定判別要素として加味する…
というパターンがそれです。
チェリー重複確率と
チェリー+ボーナス確率は重なっている部分
(同じことを意味する部分)があるので、
いわば、2重の設定推測をしていることになってしまいます。
パチンコ屋さんで例えるなら…
Aタイプの比率を出すときに
「(ジャグラーの台数+ハナハナの台数+Aタイプの台数)/総台数」
上記に「Aタイプの台数の中にジャグラーとハナハナの台数も含む)
とした場合、これは2重カウントになってしまいます。
そうなると正しい比率は出ませんよね。
これと同じです。
「小役出現ごとの重複確率」と「トータル出現確率」を
同時に判別要素に加味するとこういった問題が起こるので、
気をつけなければなりません。
(この場合も「ボーナス重複役は別フラグ」
という考え方を持っておけば、
正しい方向に考えることができますね)
ご質問の回答をまとめると、
「重複チェリーと単独チェリーをレバーonで
それぞれ抽選している」のはリアルボーナスの抽選。
「レバーonでチェリーの抽選をして
そこからボナ重複抽選をしている」のは、ART・AT機…。
ということですね!
長くなりましたが、以上です。
さらに詳しく知りたい場合は、
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パチンコ・パチスロ 初当たり確率抽選のからくり
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